東京テディベア
父さん母さん 今までごめん 膝ひざを震わせ 親指しゃぶる 兄さん姉さん それじゃあまたね 冴えない靴の 踵かかと潰した 見え張ったサイズで 型紙を取る 何だっていいのさ 代わりになれば 愛されたいと 口を零した もっと丈夫な ハサミで 顔を切り取るの...
父さん母さん 今までごめん 膝ひざを震わせ 親指しゃぶる 兄さん姉さん それじゃあまたね 冴えない靴の 踵かかと潰した 見え張ったサイズで 型紙を取る 何だっていいのさ 代わりになれば 愛されたいと 口を零した もっと丈夫な ハサミで 顔を切り取るの...
悲しみの海に沈んだ私 目を開けるのも億劫 このままどこまでも堕ちて行き 誰にも見つけられないのかな どこへ向かい、何をすれば? ふと射し込む一筋の光 手を伸ばせば届きそうだけど 波に拐われて見失った あれは一体なんだったのかな あたたかくて眩しかった...
街明かり 華やか エーテル麻酔の 冷たさ 眠れない 午前二時 全てが 急速に変わる オイル切れのライター 焼けつくような胃の中 全てがそう嘘なら 本当に よかったのにね 君の首を締める夢を見た 光の溢れる昼下がり 君の細い喉が跳ねるのを 泣き出しそう...
あーどっこい あーよいしょ 見渡せば 一面白金の世界に 一歩だけ 踏み出して いつまでも 止まらないこの胸のときめきで 一緒に踊ろう 君の背中で あの日 みつけた月が 今日も ミラーボールみたいに夜空で キラリ チラり 輝いてる かわってくもの かわ...
君の大好きなこの旋律…大空へと響け口風琴… 天使 が抱いた窓枠の画布…ねぇ…その風景画…綺麗かしら? 其れは―― 風が運んだ…淡い花弁…春の追想… 綺麗な音…唄う少女…鳥の囀0902…針は進んだ → 其れは―― 蒼を繋いで…流れる雲…夏の追想… 綺麗...
君が持ってきた漫画 くれた知らない名前のお花 今日はまだ来ないかな? 初めての感情知ってしまった 窓に飾った絵画をなぞってひとりで宇宙を旅して それだけでいいはずだったのに 君の手を握ってしまったら 孤独を知らないこの街には もう二度と帰ってくること...
B小町 アイ(高橋李依)
そう言ったのは真夏の午後さ どうやったってしんどいわ 想像してよ 妄想してよ 横おう暴ぼうだってわかるでしょ 愛して愛して オノマトペ 許して許して オノマトペ どうしてそんなに優しいの 優ゆう柔じゅう不ふ断だん好きじゃないわ もう懲こり懲こりだ乙女...
刃は渡わたり数センチの不信感が 挙げ句の果て静じょう脈みゃくを刺しちゃって 病びょう弱じゃくな愛が飛び出すもんで レスポールさえも凶きょう器きに変えてしまいました ノーフィクション 数学と理科は好きですが 国語がどうもダメで嫌いでした 正しいのがどれ...
どうして空はこんなに青くて 何も悲しみを知らぬように いつも躊躇ためらわず明日へと崩くずれ落ちる いのちは足りないまま生まれて来るのね 痛みが満たすものもあるのね 欠け落ちた心に貴方が触れて 二人で行く未来は 穢けがれの無い強さで 空は高く風は歌う ...